チョロQもハイブリッド! ゼンマイとモーター共存(産経新聞)

 ゼンマイ走行だけでなく、モーターによるリモコン走行もできる。ボディー(車体)を、出力機構が載ったシャーシ(車台)に付け替えることで、2種類の動力による走りを実現。超高速スピンなど新たな技も生み出し、従来のチョロQのイメージを塗り替えた。

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 開発スタートは約2年前。昔にチョロQで遊んだ大人のファンが多い一方で、メーンターゲットの小学生へのアピールは弱かったという。「幼児から大人まで遊べるチョロQを作らないといけないと思った」と、マーケティングを担当するボーイズトイチームの岩楯(いわだて)信雄さんは振り返る。

 昭和54年のチョロQ誕生当時に比べ、現代はテレビゲームなどさまざまな刺激的な玩具があふれている。小学生をはじめとする子供に驚きを与える画期的な変化が必要だった。

 思考を重ね、行き着いたのがモーターの力でかっ飛ぶチョロQ。一方で幼児に遊んでもらうためにはゼンマイ走行も必要だった。全世代に親しまれるため、ゼンマイとモーターの共存は必須となった。

 そのためには、それぞれのシャーシは同じ大きさにしないといけないが、モーター式は電池、モーター、基盤など部品が多い。開発を担当したボーイズホビーチームの堀越研次さんは「部品一つ一つを0・01ミリ単位で調整した」。シャーシの小型化だけでなく、さまざまな調整に時間がかかり、完成したのは昨夏の商品発表直前のことだった。

 開発が難航した分、昨年10月の発売後は順風満帆だ。今年1月末現在で既に20万個以上を出荷し、従来子供より大人が多かった購入比率も逆転した。折しも昨年はチョロQ誕生30周年。節目の年に生まれた新商品は現在も快走を続けている。(森本昌彦)

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